香川県高松市で4年ぶりに開催された「庵治ストーンフェア2023」に行ってきました。
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南島原市、小浜町を中心にお墓を専門にお仕事をさせていただいております、門畑(かどはた)石塔店の門畑です。
少し前のことになりますが、香川県高松市で二日間にわたって開催された「庵治ストーンフェア2023」に行ってまいりましたので、その様子をご紹介します。
「庵治ストーンフェア」は日本を代表する銘石「庵治石」の採掘・加工業者らが一堂に会する産地の一大イベントで、毎回全国から石材関連の業者が集まります。新型コロナの影響で過去3年間は中止となりましたが、私も4年ぶりに現地に足を運びました。
会場となった香川県高松市のサンメッセ香川は、多くの来場者で賑わっていました。
今回のテーマは「restart -再始動-」。会場内には庵治産地石製品や石材関連業者のブースが並び、最新情報の発信が行なわれていました。
企画展では、サブテーマの「~今こそ、日本の石は日本の技で~」に沿って、全国各地の原石の展示が行われていました。
香川県産の庵治石で作られたサンプル墓石です。庵治石独特のまだら模様が美しいです。
外国産に比べて多少値段は張りますが、国産石材もお取り扱いできますので、興味がございましたらお気軽にお問い合わせください。
各ブースでは様々な商品やサンプル品が展示されていました。
(石のコースター、石の植木鉢、個性的なオブジェの照明、ペットのお墓)
一般的に「石=お墓」ととらえられがちですが、それだけではなく、「石」には様々な可能性があるということを、各ブースをまわって強く感じました。
(石の端材から作ったキューブ、モダンな石燈籠、ミニサイズの五輪塔、水鉢)
石を磨くための研磨様ホイールの展示です。石の種類や、磨きの各段階(粗削り~仕上げ)で使い分けますが、最新の知識を得ることができました。
子供たちが遊べるコーナーもありました。(庵治石の端材をカットして面取りをしたキューブで遊ぶ子供たち)
ストーンフェアの会場を離れて撮影した一枚、庵治石の丁場(採石場)を臨む高台からの風景です。(左の山肌が見えている部分が丁場)
新開発の商品として興味を引かれたのがガラス製の花立てでした。透明なのでどんな石やデザインにもなじみやすく、お墓を際立たせることができます。また従来のステンレス製の花立てのデメリット(熱を吸収しやすいため、特に夏場の生花が枯れ易い)をカバーすることもできます。今後、弊社でもご提案させていただこうと思っております。
そして今回、こちらのクレーンを購入しました!!!
この画像では折りたたまれていますが、機械本体を支える脚を伸ばした様子がカニに似ていることから「かにクレーン」と呼ばれています。コンパクトで整地されていない場所でも使用できる機動性の高い優れものです。既に弊社でも活躍中で、今後のブログ記事でご紹介していきます!
全国規模の大きなフェアに参加することで、他の地域の石屋さんとのつながりもでき、情報交換をしたり、業界の新しい技術やトレンドなどを知ることができます。毎回とても勉強になり、大いに刺激を受けています。今回もたいへん有意義な出張となりました。学んだことを日々の仕事に活かし、また自分自身もアップデートしていきたいと思っています。